ニューヨーク州のクオモ知事は同日、市内の映画館の営業再開を3月5日から許可すると発表した。22日、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
再開に当たっては州内の他地域同様、コロナ対策を実施するという条件が付いている。入場者は定員の25%まで、1上映当たりの観客は50人までという制限に加え、マスク着用や社会的距離の確保が求められる。さらに消毒回数を増やし、換気もこまめに行わなければならない。
映画館や劇場のオーナーで構成する業界団体「全米劇場所有者協会」のパトリック・コーコラン副社長は歓迎しながらも、「入場制限が50%に緩和されることを期待する」と話している。
先週末、全米で営業していた映画館は全体の35%。「007 / ノー・タイムー・トゥ・ダイ」など、制作に1〜2億ドルをかけた大作の公開は延期されている。市内で映画館が再開しても、即座に公開が始まるとは考えにくい。ディズニー・マーベルの「ブラック・ウィドウ」は5月初旬の公開を予定しており、ストリーミング・サービスで初公開されると噂されている。
20日までの7日間で、州内の陽性反応率は3.52%、市内でも4.48%と低下傾向を続けている。クオモ知事は3月15日から定員の50%または150人を限度として、結婚式場の再開も認める意向だ。
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