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【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は1日の記者会見で、世界全体で6週続けて減少してきた1週間当たりの新型コロナウイルスの新規感染者が、先週は増加に転じたと明らかにした。日本を含むWHO西太平洋地域事務局管内と、サハラ以南のアフリカを除き、増加が確認された。
今年に入り感染者の減少傾向が続いたことで、移動制限などを緩和する国も出ている。テドロス氏は感染者増加について「残念なことだが驚くべきことではない」と指摘。「ワクチンだけに頼るなら、その国は間違いを犯している」と述べ、対人距離の確保や手指消毒など、基本動作の徹底を改めて訴えた。