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【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会が1日、始まった。イランの核問題が焦点。イランは核合意を逸脱しウラン濃縮度を兵器級に近づく20%に高め、2月下旬にIAEAの査察を制限する措置に踏み切っている。「イランに何らかの対応を取らなければならない状況」(外交筋)と緊張が高まっており、米欧はイランに核合意順守を迫る構え。
グロッシ事務局長は冒頭、イランの未申告施設からウラン粒子が検知された問題に関して、イランは十分な説明をしていないと強調。2020年に2カ所で実施した査察でもウラン粒子を検知、イラン側に懸念を伝えたと指摘した。
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