富山交番襲撃、きょう判決

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富山地裁=4日

 富山市の交番で2018年6月、警察官を刺殺し、奪った拳銃で警備員を射殺したとして強盗殺人や殺人などの罪に問われた元陸上自衛官島津慧大被告(24)の裁判員裁判の判決公判が5日、富山地裁(大村泰平裁判長)で開かれる。求刑は死刑。

 強盗殺人罪が成立するかどうかと、被告の自閉症スペクトラム障害が事件に及ぼした影響が主な争点。被告は初公判での起訴内容認否や被告人質問、最終意見陳述で全て黙秘した。

 公判で検察側は、被告の行動は「当初から拳銃奪取を考えていたからこその手際の良さ」と指摘。逮捕後の供述は一貫しており、障害が与えた影響は限定的だとした。