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【テヘラン共同】イランが核合意の正常化に向け、米国の制裁解除とイランの核開発制限を同時並行で段階的に進める新提案を、近く仲介役のEUを通じて米政権に示す方向で調整していることが8日、イラン政府筋の話で分かった。イランは多国間会合での米国との同席を見送ったが、新提案を協議するため軌道修正して歩み寄り、対話再開を模索する。
同筋は、米国の出方次第では4月にも、核合意の枠組みでの非公式会合が開かれ米国とイランが出席する可能性に言及した。
制裁解除を求めて合意逸脱を繰り返すイランと、解除の前提として合意順守を求める米国は双方とも「相手の行動が先」と主張している。