Published by
【ブリュッセル共同】ベルギー・ブリュッセルの王立音楽院の学生が9日、東日本大震災の被災者を追悼するバイオリンコンサートを行った。
音楽院の教授を務める世界的バイオリニストの堀米ゆず子さんらは慈善公演「FUKKO(復興)」を毎年3月に開催してきたが、10回目となる今年は新型コロナウイルス禍で延期。その代わりに堀米さんの教え子9人が無観客の音楽院ホールで思いを込め、1人1~2曲演奏した。
バッハのソナタを弾いたポルトガルの女性ジョアナ・メンドーサさん(21)は「今年は例年の公演ができず悲しいが(被災地に)大きな声援を送りたい」と話した。