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東京五輪の聖火ランナーを辞退したパラリンピック競泳金メダリストの秋山里奈さんが9日、共同通信の取材に応じ「コロナの感染拡大の収束が見えない中で、聖火リレーや五輪・パラを実施することに疑問がある」と辞退に至った理由を説明した。
秋山さんはワクチンの接種も進んでいない現状を憂慮し「聖火リレーや大会で感染拡大の危険性が残る。命を最優先するべきだ」と強調した。
東京五輪・パラについて「やるなら早く対策の公表を、やれないのならその決断を一日でも早くするのが選手のためだ」と訴えた。
秋山さんは、ロンドン大会の競泳女子100m背泳ぎ(視覚障害)で金メダルを獲得した。