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中国のワクチンがオリンピックに
中国オリンピック委員会から提供の申し出
国際オリンピック委員会(IOC)は8ヶ月以内に、東京五輪と来年2月の北京冬季五輪を開催予定だ。
10日に任期を4年間延長したIOCのバッハ会長は、中国から追加接種分のワクチンを購入し、オリンピックとパラリンピックに参加するチームへ無料で提供することに同意した。これまでIOCは、購入するワクチンの数とそれらを配布する方法、スケジュールを示していなかった。
夏季オリンピックには、約1万1000人の選手が参加するが、コーチ、メディア、ボランティア等を含めると、数万人もの関係者が参加することになる。バッハ会長は、当発表に先立ち、中国のオリンピック委員会から「東京大会と北京大会の選手や関係者に対して中国製のワクチンを提供する」という申し出があったことを明らかにした。
この発表は、夏季オリンピックの主催者である日本に衝撃を与えている。武藤敏郎・東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会事務総長は、「事前に話は全く聞いていない」と述べている。

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