NY市のコロナ禍1年
死者3万人超のバーチャル追悼式典開催
ニューヨーク市内でコロナによる死者が出てちょうど1年になる14日、この1年間に亡くなった3万人超を悼むバーチャル式典が行われた。14日付ニューヨークポストが報じた。
「新型コロナウイルス感染症(Covid−19)追憶の日」と名付けられた式典で、ブラシオ市長は「毎朝、最初に見るのはコロナ関連の集計資料だ。その中で、最も目につくのは死者数。すでに3万人を超えており、想像を絶する」とコメント。「一人ひとりの思い出は、決して薄れることはない。一人ひとりの愛情は、いつまでも消えることはない」と続けた。
市内でコロナによって最初に亡くなったのは、ブルックリン区のワイコフハイツ・メディカル・センターで死亡した82歳の女性。それから数えて、死者は同日現在、3万258人に上る。ハーレム在住のフランシスコ・フアレス・ガルシアさんもその1人。コロナに感染し、入院して亡くなった。病院は面会謝絶で、妻と娘は死に目に会えなかった。「最後にハグできなかったのが今でも悔やまれる」と娘のカロリナさんは式典で涙ながらに話した。
この日はまた、コロナ禍で亡くなった市民の顔がブルックリンブリッジに投影された。
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