主要企業労使、春闘の交渉大詰め

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 電機や自動車など主要企業の労使は16日、2021年春闘の集中回答日を17日に控え、大詰めの交渉を実施した。トヨタ自動車は17日午前の決着となる見通し。十分に交渉したいとの労使の考えから、3年連続で回答日当日の決着となる。過去には回答日前日の決着が多かった。

 パナソニックは基本給を底上げするベースアップ(ベア)相当の賃金改善と、賃金改善の代替策の合計で月額千円を増額する方針を固めた。電機大手はベアについて、おおむね月額千円以上で決着する見通しだ。前年とほぼ同水準となる。

 電機大手は新型コロナウイルス感染症の打撃が比較的小さかった。