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生徒のメンタルヘルスに赤信号
パンデミック生活1年経て
ニューヨーク市教育局(DOE)は、秋の新学年度から、市の公立校を完全な形で再開することを表明しているが、パンデミック下の生活で影響を受けた生徒の精神状態が懸念されている。16日、ゴッサミストが報じた。
昨年3月16日に公立学校が閉鎖されリモート学習に移行した当初は、自宅で過ごせることを喜ぶ生徒らもいた。しかし、パンデミックが長期化するにつれ、生徒の精神面に変化が現れ始めた。
ある生徒は、学校で感染者が出て、対面授業の日が遠隔授業に変更になるという強迫観念に悩まされている。また、他人との交流が減ったことで、社交性を失い、グループ作業を嫌がり、1人自室で課題に取り組むことを希望する生徒もいる。アジア系住民に対する犯罪が増加していることで、通学をやめたアジア系の生徒もいた。学習面での遅れが、生徒の自己意識に影響を与えているのも顕著。一部の生徒は、二度と通常の生活が戻らないのではと心配している。
全米精神障害者家族同盟ニューヨーク支部によると、子どもの自殺念慮、不安神経症または強迫神経症、摂食障害などを懸念する保護者からの、関連プログラムについての問い合わせが、過去1年間で約2倍に増えている。教育関係者は、生徒のメンタルヘルスが最優先事項だとし、教育回復計画に、社会・情緒的支援を織り込むことを約束している。

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