ラジオシティミュージックホールに屋上公園  建設当初の計画を実現

 

 

ラジオシティミュージックホールに屋上公園

建設当初の計画を実現

 

 ニューヨーク市の歴史的建造物保存委員会(LPC)は、ラジオシティミュージックホールに屋上公園を建設する計画を承認した。17日付、タイムアウトが報じた。

 同ホールは1930年代に建設され、当初から半エーカーほどの屋上を公園にする計画があった。実際にはバドミントンコートなどを備えた運動場になり、従業員専用のテニスコートもできたが、長らく使われていなかった。LPCの公聴会でロックフェラーセンターのマネージングディレクター、EB・ケリー氏は「コロナ禍で屋外の大切さが認識されている。今こそ当初の計画を実現する時だ」と話した。LPCも「至極もっとも」とお墨付きを与えた。

 計画によると、公園は左右対称のデザイン。周囲に高い樹木を配し、歩道にはガラスとブロンズを使った手すりを設ける。南側が開け、ロックフェラープラザを見下ろすことができるほか、1270アベニュー・オブ・ジ・アメリカスのビルにつながる連絡橋もできる。ロックフェラープラザや50ロックフェラープラザ、1175アベニュー・オブ・ジ・アメリカスのビルからも公園に入ることができる。

3月16日、公聴会で公開された完成予想図 (Photo:NYS Landmarks Preservation Commission)

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