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全国各地で採取される東京パラリンピックの聖火について、相模原市が2016年7月に入所者ら45人が殺傷された知的障害者施設「津久井やまゆり園」(同市)で採火する方針であることが23日、市への取材で分かった。
市によると、共生社会の実現を目指すパラリンピックの理念に沿って、あらゆる差別をなくしていくという思いを発信したい考え。遺族らには今後説明し、意向を踏まえた上で具体的な採火方法を決めるとしている。
市オリンピック・パラリンピック推進課の広田信之課長は「偏見や差別のない共生社会の実現に向けた誓いを込めてやまゆり園で実施したいと考えている」と話した。