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2021.03.22 その他記事

弁護側、早期の再審開始求める

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弁護団と記者会見する袴田巌さんの姉秀子さん(右)=22日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 1966年に静岡県の一家4人が殺害された強盗殺人事件で死刑が確定後、静岡地裁の再審開始決定を受け釈放された袴田巌さん(85)の差し戻し審の第1回3者協議が22日、東京高裁(大善文男裁判長)で開かれた。弁護側は「速やかに審理を進め、早期の再審開始決定を」と求めた。

 最高裁は昨年12月、犯行時の着衣とされた「5点の衣類」に付いた血痕の色について、化学反応の影響を考慮して検討する必要があると判断し、再審開始を認めなかった高裁決定を取り消した。

 終了後に弁護団と記者会見した姉秀子さん(88)は、「裁判を始めて50年以上。再審開始を期待している」と話した。

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