戻りつつある観光客
タイムズスクエアに新ホテルもオープン
ニューヨーク市に観光客が戻りつつある。18日付ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
ミシシッピ州ハティスバーグ出身のジャスタス・ディロンさん(19)は今週始め、友達とタイムズスクエアを訪れた。「生まれて初めて地下鉄に乗った。ここは何でも素敵」と気に入った様子で語った。
調査会社STRによると、ホテルの客室占有率は、13日までの1週間で47%。1月末の38%から好転している。非営利団体ザ・タイムズスクエア・アライアンスも、観光客数は昨年9月から15%増え、1日11万5000人と推定する。コロナ前の占有率87%、旅行客数36万5000人には程遠いが、「希望が持てる」と同団体のトム・ハリス暫定会長は笑みを隠せない。
全米でワクチン接種が進んでいること、州外からの訪問者の自己隔離義務が4月1日に解除されることが背景にある。タイムズスクエアにはこの春、マルガリタビル・リゾートが開業してムードも盛り上がりつつある。
ブロードウエー劇場街の復活が待たれるところ。ただ、入場制限はあるものの、美術館や博物館は再開し、 レストランの屋内営業も始まっている。タイムズスクエアのバー、パトリック・マクナミーも久々に開店する。オーナーのミーン・フィドラーさんは「 確かに客足は戻っている」と語っている。
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