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2019年7月の参院選広島選挙区を巡り、公選法違反(買収、事前運動)の罪に問われた元法相の衆院議員河井克行被告は23日、東京地裁の被告人質問で「責任は全て私が負う」と述べ、議員辞職を表明した。地元議員への現金供与を買収と認め、全面無罪の主張を撤回した。
起訴状によると、元法相は地元議員ら100人に計2900万円を配ったとされる。うち94人が違法性を認めていた。
広島選挙区では自民党本部が、現職候補に加えて妻の案里前参院議員=有罪確定=を擁立。県連は反発し、案里前議員を支援しなかった。地元議員らは、厳しい選挙情勢が事件の動機になったとの認識を示していた。
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