トランスジェンダーを初承認

Published by 共同通信
米上院の人事承認公聴会に出席するレイチェル・レビーン氏=2月25日、ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米上院は24日、心と体の性が異なるトランスジェンダーと公言する政府高官の人事を初めて承認した。宗教団体などから異論が出ており、野党共和党の多くの議員が反対。賛成52、反対48と僅差での承認だった。

 承認されたのは厚生次官補ポストで、東部ペンシルベニア州の厚生長官を務めたレイチェル・レビーン氏。米メディアへの声明で「(トランスジェンダーの政府高官は)自分が初めてかもしれないが、最後にはならない」と強調した。

 バイデン大統領は1月にレビーン氏指名を発表。「パンデミックを乗り切るのに必要な指導力を発揮するだろう」と指摘した。