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【イスマイリヤ共同】エジプトのスエズ運河で座礁し、脱出作業が続いていたコンテナ船「エバーギブン」(愛媛県今治市の正栄汽船所有)が離礁に成功し、29日夕(日本時間30日未明)に運河の航行が再開した。スエズ運河庁のラビア長官が北東部イスマイリヤで記者会見し、明らかにした。
世界で最も重要な運河の一つがふさがり、国際海運に大きな影響を与えた事故は、23日の発生から7日目で事態収拾に向かった。ラビア氏によると、運河や周辺で足止めされている船舶は29日までに422隻で、航行の正常化に3日間は必要との見方を示した。
船体や運河に大きな損壊はないとみられる。