日米など14カ国が懸念表明

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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 日本や米国など14カ国は31日未明、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの起源解明のため中国で行った調査に対し「懸念を表明する」との共同声明を出した。「調査の実施が大幅に遅れ、完全なオリジナルのデータや検体へのアクセスが欠如していた」と指摘した。

 WHOの国際調査団は30日、中国の研究所からウイルスが漏えいしたとの説を否定する報告書を公表。中国外務省はこれを称賛した。共同声明は、調査の透明性などに問題があるとして中国をけん制する狙いがある。

 共同声明には日米のほか英国や韓国、カナダ、オーストラリアなどが名を連ねた。