米、ウイグル族虐殺を非難

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 【ワシントン共同】米国務省は30日、世界約200カ国・地域を対象にした2020年版の人権報告書を発表し、中国当局による新疆ウイグル自治区の少数民族ウイグル族に対する「ジェノサイド(民族大量虐殺)」を非難した。ロシアの人権状況も批判した。

 この報告書の発表は、バイデン政権発足後、初めて。強い非難内容に中国側が反発する可能性が高い。

 ブリンケン国務長官は30日の記者会見で「基本的人権やルールに基づく国際秩序のために立ち上がる」と強調、同盟・友好国と連携し、中国などに人権状況の改善を促す考えを示した。