防衛装備移転協定に合意

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日インドネシア外務・防衛閣僚会合を終え、署名した文書を交換する茂木外相(中央右)とインドネシアのプラボウォ国防相(同左)。右端は岸防衛相。左端はルトノ外相=30日午後、東京都港区の飯倉公館(代表撮影)

 日本とインドネシア両政府は30日、外務・防衛閣僚会合(2プラス2)を東京都内で開いた。日本からの防衛装備品輸出に向けた「防衛装備品・技術移転協定」締結に合意し、出席閣僚が署名。東・南シナ海での中国の動向を念頭に、力による一方的な現状変更の試みに深刻な懸念を共有した。両国の2プラス2会合は2015年12月以来、2回目の開催となった。

 茂木敏充外相と岸信夫防衛相、インドネシアのルトノ外相とプラボウォ国防相が出席した。

 会合では、国軍によるデモ弾圧が続くミャンマー情勢に関し、民間人の死傷者が増え続けている現状を強く懸念するとの認識で一致した。