WHOが研究所漏えい説公式否定

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 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は30日、新型コロナウイルスの起源解明のため中国湖北省武漢を訪れた国際調査団の報告書を公表し、中国の研究所からウイルスが漏えいしたとの説を否定した。自然界から中間宿主の動物を介して人間に感染が広がったとみられると結論付けた。宿主の動物の特定には至っておらず、起源解明には時間がかかるとみられる。

 調査団は30日午後(日本時間同夜)に記者会見する。

 米国のサキ大統領報道官は29日の記者会見で、報告書を精査する考えを示した。

 WHO調査団は2019年10~11月に武漢で記録された約7万6千例の呼吸器系疾患を調査した。