Published by 共同通信
【ベルリン共同】ドイツ政府と各州の保健当局は30日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンについて、60歳未満の人に対する接種を制限することで合意したと発表した。地元メディアが伝えた。
ドイツでは同ワクチンを接種した60歳未満の女性に血栓が生じる症例が複数報告されていた。今後、60歳未満の人が接種を希望する場合、医師による十分なリスクの説明などが必要となる。
同ワクチンはドイツで約270万回接種され、シュパーン保健相や専門機関によると、血栓の珍しい症例が31例報告された。症状が出た人の多くが20~63歳の女性で、死者は9人に上る。