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77%のホームレスがシェルターを拒否
「安全に懸念」「駄犬のように扱われたくない」
支援団体、コアリション・フォー・ザ・ホームレスは5日、路上生活を送るホームレスの77%がシェルターに入ることを拒んでいるとの調査結果を発表した。同日、ニューヨークポストが報じた。
この調査は地下鉄や歩道、公園などに住む200人を対象に実施された。シェルター拒否の理由としては、38%が安全への懸念を挙げている。管理しすぎる、手荒に扱うなど、ソーシャルワーカーの態度を問題とするホームレスも44%に達した。
「規律は乱れ、警備体制は皆無。食事はまずいし、監獄にいるようだ。思いやりを全く感じない」「私は人間だ。動物愛護協会の駄犬のように扱われたくない」という回答もあった。
ニューヨーク州のクオモ知事は昨年5月、地下鉄の24時間運行を中止。デブラシオ市長は、車内やプラットホームからホームレスをシェルターに移すことに「歴史的な成功」を収めたと自画自賛した。今回の調査では、シェルターに安全や尊厳維持の面で問題があることが浮き彫りになった。同団体のシニアディレクター、リンゼイ・デイビスさんは「シェルターに入らないのは、シェルターの責任。病気や精神障害を持つホームレスも多く、現行制度はニーズを満たしていない」と指摘している。

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