ミャンマー、19人に死刑判決

04/09/2021

　【ヤンゴン共同】ミャンマー国営テレビは9日夜、最大都市ヤンゴンで国軍関係者の殺害に関与したとして、市民19人に死刑判決を言い渡したと報じた。ロイター通信が伝えた。クーデター以降、軍政によって死刑判決が出されたのは初めてとみられる。

　19人は国軍記念日の3月27日に国軍関係者を殺害したとされる。このうち17人については、本人不在のまま判決が下った。現場とされる場所は、国軍が3月に戒厳令を出した地区。戒厳令下では軍法会議が設けられ、最高刑は死刑。上訴は認められない。

　3月27日に全土で100人以上の市民が殺害され、1日の死者数としてクーデター後、最悪だった。