By 共同通信
【ニューヨーク共同】新型コロナのワクチン接種歴を証明する「ワクチンパスポート」を巡り、米国で賛否が割れている。接種拒否の自由を侵害するとの反対論があり、フロリダ州などは証明提示の義務化を禁止。ニューヨーク州は先頭を切って運用を始めたが、政府は関与に慎重だ。
ニューヨーク州のクオモ知事は3月、接種歴や陰性証明を示す携帯電話アプリの運用開始を発表。接種歴などをQRコードで提示し、州内のスポーツ・芸術イベントなどに入場できる。
一方、フロリダ州知事は今月、州内企業に対し、顧客にワクチン証明を求めることを禁じる知事令に署名。ミシシッピ州やテキサス州も後に続いた。