市内の性的暴行が322%増
バーやナイトクラブ再開も「警戒を怠らない」
ニューヨーク市警察(NYPD)によると、3月29日〜4月4日の間に、市内で性的暴行が39件発生した。10日付、NYポストが報じた。
昨年同期間は9件で322%の増加となっている。その前週も36件と、昨年同期間比で125%増。ジョン・ジェイ・カレッジで教えるジョセフ・ジアカローネ元巡査部長は「バーやナイトクラブが再開し、市民が街に繰り出したのと軌を一にする」と分析。
「同席者を正しく選ぶ。周囲の状況に目を配り、警戒を怠らない。飲み過ぎない。友達を1人で置き去りにしない」と忠告している。マンハッタン区の犯罪被害者トリートメント・センターの責任者、クリストファー・ブロムソンさんも「ワクチン接種が普及し、陽気も良くなって、気が緩みがちだ」と警鐘を鳴らす。
年初から4日までに、174件のレイプが報告されている。そのうち160件は、顔見知りが加害者だ。タイムズスクエアを含むミッドタウンサウス地区では3月22〜28日に10件、昨年同期間の400%増を記録した。ただし、NYPDの報道官は「週間統計からは傾向を読み取りにくい。年初からの統計では、レイプは13%減少している」とコメント。それでも、「性的暴行は報告されない場合もある。被害者は勇気を出して名乗り出てほしい」と呼びかけている。
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