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全地形対応車(ATV)で暴走
近隣住民、大迷惑

マンハッタン区アッパーウエストサイドの住民が、昼夜を問わず無謀運転を繰り返す全地形対応車(ATV)に悩まされている。10日、ニューヨークポストが報じた。
住民らによると、道路規則を無視した違法なATVが、深夜と早朝を中心に1日中、ブロードウェーなどで無謀運転を繰り返しており、地元住民は睡眠を妨害され、安全な生活が脅かされているという。車両と衝突しかけたという住民もおり、いつか犠牲者が出ることが懸念されている。しかし、住民からの苦情が増加する一方、検挙数は減少している。
ニューヨーク市警察(NYPD)は、2021年に入ってから3月16日までの間に、ATVに関連する召喚状を10通発行した。19年全体では77通、パンデミック下で25%減少していた20年全体でも58通の召喚状を発行していたが、今年はこれを下回るペース。オートバイやダートバイクに対し発行された召喚状も、19年の2万3944通から、20年には1万5169通へ、今年に入ってから3月16日までは2493通と、同様に減少傾向にあった。召喚状のほとんどは、無免許および未登録の車両に対するものだった。
NYPDは昨年4月、違法なストリートバイクとATVを取り締まり、20種類の違法車両を押収していた。市全体で合計25通の召喚状を発行し、銃器の不法所持および無謀危険行為により、2人を逮捕している。
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