NYフィル、13カ月ぶりに演奏会
「何ものにも代えがたい」生の音楽
ニューヨーク・フィルハーモニック(NYフィル)が14日夜、13カ月ぶりにハドソンハードのシェッドで演奏会を開催した。15日、NBCニューヨークが報じた。
客演指揮者のエサ=ペッカ・サロネンさん(62)が舞台に登場。「舞台上の全員を代表して、おかえりなさい」と挨拶。「長い間、この時を夢見ていました。生の音楽は何ものにも代えがたい」と続けた。観客も、スタンディングオベーションで反応。コンサートマスターのフランク・ホアンさんも「とても高揚している。こんなに待ち焦がれていたとは思いもよらなかった」と感想を語った。
曲目はシュトラウスの「メタモルフォーゼン」など。1時間程度の演奏会だった。管楽器の演者はおらず、弦楽器の演者23人のみ。全員マスクを着用していた。 定員1200人の会場に150人。折りたたみ式の椅子を離して配置していた。入場時に観客の体温を計測。コロナ検査で陰性であること、または少なくとも14日前にワクチン接種を完了していることの証明提示を求めていた。
同楽団は9月から定期演奏会を開催したい意向。ゲフェンホールが改装中のため、アリス・タリーホールとローズホールを使う予定だ。この他、6月9日から4夜、ブライアント・パークで夏期のピクニックコンサートがある。
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