メルケル独首相、ワクチン接種

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ドイツのメルケル首相(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツのメルケル首相(66)は16日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの接種を初めて受けた。政府報道官が明らかにした。ドイツでは同社製ワクチンを接種した60歳未満の人に重い脳血栓症の事例が複数報告され、政府は3月末、60歳未満への接種を制限すると発表した。

 この発表時、国内では同社製ワクチンの接種が約270万回行われ、問題となる症例が31件発生。9人の死者が報告されていた。

 メルケル氏は「ワクチンが流行克服の鍵となる」とコメントした。シュタインマイヤー大統領(65)も既に接種を受けた。

 ドイツの接種率は英米より大幅に低い。