無断家宅捜索礼状を擁護
「警官を殺せ」のいたずら書きに怒り
ニューヨーク市警察(NYPD)のダーモット・シェイ本部長は15日に行われた記者会見で、無断家宅捜索礼状の重要性を主張した。同日、amニューヨークが報じた。
銃犯罪が増加している市内。逮捕件数も昨年比60%増えている。これに関しシェイ部長は、警察と市民の軋轢を巡り胸の内を吐露し、無断家宅捜索礼状を擁護した。住民が入口を開けるのを待たずに家宅捜査ができるからだ。
ロドニー・ハリソン警察局長も「不法銃火器を取り締まり、市民と警官を守るためには不可欠だ」と指摘した。昨年、裁判所が無断家宅捜査礼状を許可したのは1815件。792丁の銃火器押収につながった。さらに、667件で麻薬を発見。証拠品が見つからなかったのは40件だけだった。記者会見では、今年2月16日、ファーロッカウェイで起きたギャングのメンバーが女性に銃を発砲するという事件のビデオを公開。礼状執行に危険が伴うことを強調した。
市内では、警察署の窓ガラスを割るなどの破壊行為も相次いでいる。これに対しシェイ氏は「『警官を殺せ』といういたずら書きさえあった。警察に対するヘイトを拡散するもので見過ごすわけにはいかない」とコメント。「軽罪として1年までの禁固刑に値する。必ず犯人を逮捕し、監獄に送り込んで、責任をとらせる」と怒りをあらわにしていた。
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