1年以内や毎年ブースターが必要
ファイザーCEOとモデルナ社長
米製薬大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は、ワクチン接種を受けても1年以内にブースター(追加免疫)が必要になる可能性が高いとの考えを明らかにした。15日付、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
ブーラ氏の発言は同日CVCヘルス社が主催したバーチャル会議で行われたもの。この中で「コロナはインフルエンザの予防接種のように毎年必要になると考えられる」と指摘。理由としてコロナが変異を続けていることを挙げた。ブーラ氏は昨年来、コロナの予防接種が毎年または季節的に必要になると主張。ワクチンを共同開発した独バイオ医薬ベンチャーのビオンテック社とともに、2月から、3回目の接種が変異種に有効かの治験を開始している。
これとは別に、モデルナのステファン・ホージ社長も、ブースターが「毎年必要になると考えるのが妥当」との見解を発表。同社幹部は今週開催されたワクチン説明会で、接種が先行している国でも年末にはブースター接種が必要になることを念頭に、準備を開始すべきだと発言している。同社もブースターが変異種に有効かの研究を開始した。
ファイザー製とモデルナ製のワクチンは、メッセンジャーRNA(mRNA)という技術を使っていることに共通点がある。
>>> 最新のニュース一覧はこちら <<<