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共同通信
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【ジャカルタ共同】53人が乗ったインドネシア海軍の潜水艦がバリ島北方沖で21日に消息を絶った事故で、海軍は23日も現場海域付近で捜索を続けた。艦内の酸素が24日未明に尽きるとみられる中、乗組員の家族は大切な人の無事を信じて帰りを待ち続けている。地元メディアが伝えた。
ジャワ島東部にある同国第2の都市スラバヤの大学講師ベルダさんが、最後に夫と連絡を取ったのは19日で、いつも通り出航前にビデオ電話で話した。
ベルダさんは「夫と他の乗組員全員が健康な状態で早く見つかってほしい」と涙を流しながら話した。潜水艦には2カ月前に結婚したばかりの乗組員もいたという。