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共同通信
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【ローマ共同】キリスト教カトリックの総本山バチカンが新型コロナウイルスによる財政難に見舞われている。観光客が激減し、歳入の主要な部分を占めるバチカン博物館の入場料収入はパンデミック(世界的大流行)前の水準に程遠い。4月から枢機卿の給与カットも開始したが、今年は5千万ユーロ(約65億円)近い財政赤字が見込まれている。
元首のローマ教皇フランシスコは「新型コロナのまん延が引き起こした緊急事態が全ての財源に悪影響を及ぼした」と指摘。信者の寄付や不動産運用による収入も減少しているという。
バチカン博物館の昨年の訪問者数は前年比8割減だった。
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