民主主義を強調へ、中国に対抗

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共同通信
施政方針演説を行うバイデン米大統領=ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は28日、上下両院合同会議で施政方針演説を行った。バイデン氏の議会での演説は1月の就任後初めて。ホワイトハウスが発表した演説内容の抜粋によると、バイデン氏は「民主主義が機能することを証明しなくてはならない」と強調し、中国やロシアなどを念頭に専制主義に対抗する姿勢を示す見通し。バイデン政権は29日で発足100日となる。

 バイデン氏は「米国は再び動きだした」と述べて最優先課題としてきた新型コロナ対策の進展を強調する。

 政治サイトのリアル・クリア・ポリティクスがまとめた各種世論調査の平均値では、バイデン氏の支持率は53.1%。