春の叙勲、元在NY総領事の櫻井本篤さんが受賞
在NY日本国総領事館が発表
日本政府が4月29日に発表した令和3(2021)年春の叙勲で、元ジャパン・ソサエティー理事長および元在ニューヨーク日本国総領事館総領事の櫻井本篤さんが旭日中綬章を受章した。 日米相互理解促進および日米文化交流に貢献してきたことが評価された。
櫻井さんは1944年生まれ。1968年東京大学法学部を卒業後、1968年に三菱商事に入社。2003年から06年3月まで米国三菱商事社長。同年4月から09年3月まで民間出身では初の在ニューヨーク総領事・大使を務め、38年に及ぶ商社勤務で培った国際経験と豊富な人脈を生かし大使として日米交流活動に大きく貢献した。
09年4月には、1907年のジャパン・ソサエティー創立以来初の日本人として理事長に就任し、19年12月まで同職を務めた。理事長在任中は、政治・経済、芸術・文化、日本語教育などの各種事業や人物交流などを通じ、日米間の相互理解と友好関係を深めた。特に大使の経験や企業人として長年培った人脈を生かし、企業会員の増加と、ビジネスおよび政策プログラムの内容強化に繋げた。また、東日本大震災の際にはいち早く震災支援基金を開設。18年6月末日までに1400万ドル以上を集め、被災地の復興と再建に貢献した。
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