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共同通信
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【カイロ共同】エジプト・スエズ運河で座礁した大型コンテナ船「エバーギブン」(愛媛県今治市の正栄汽船所有)について、北東部イスマイリアの裁判所は4日、賠償交渉が決着するまで運河内に留め置く決定を妥当と判断し、航行再開を求める正栄汽船側の異議申し立てを退けた。地元メディアが伝えた。
スエズ運河庁は4月中旬、船を留め置くと明らかにし、同月下旬には賠償交渉が「合意に近づいている」との声明を出した。ただ、運河庁側が提案する「約9億ドル(約980億円)」の損害額を巡り協議が難航。運河庁による座礁原因の調査結果も明らかにされず、船は航行を再開できずにいる。