9日昼に残骸が大気圏再突入か

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共同通信
中国海南省の発射場から打ち上げられる大型ロケット「長征5号B」=4月(新華社=共同)

 【ワシントン共同】中国が4月下旬に打ち上げた大型ロケット「長征5号B」の残骸が地表に落下する恐れがあると指摘されている問題で、米宇宙軍は7日夜、情報提供しているウェブサイトを通じ、日本時間9日昼ごろにニュージーランド周辺で大気圏に再突入するとの予測を公表した。誤差があるため、時間と位置が大きく変わる可能性があるとしている。

 米メディアによると、残骸は長征5号Bの基幹部分で、全長約30メートル。大気圏で燃え尽きない可能性が指摘され、米宇宙軍が追跡している。

 中国側は「特殊な技術を採用しており、大部分は燃え尽きる」(外務省)と主張している。