ペット店での子犬販売、禁止へ NY州上院議会が法案を可決

 

 

ペット店での子犬販売、禁止へ

NY州上院議会が法案を可決

 

 

 ニューヨーク州上院議会は5日、同州での子犬の小売販売を禁止する法案を可決した。劣悪な環境で子犬を大量生産する「パピーミルパイプライン」の根絶に向け、大きな一歩を踏み出した。シークレットNYCが7日、報じた。

 同法案は、クイーンズ区を代表するマイケル・ジャナリス多数党副院内総務(民主)が提案し、米動物虐待防止協会(ASPCA)や動物虐待防止基金などの主要な動物福祉団体が支持。同州全域のペットショップで、犬、猫、ウサギの小売販売を完全に禁止するとの内容だ。ジャナリス氏は「救助を必要としている非常に多くの素晴らしい動物がいるのに、ペットショップへの供給のために動物を虐待するようなパピーミルは必要ない」と訴えた。

 ASPCAによると、現在、州全体のペットショップで何千匹もの子犬が販売されており、小売りされている子犬の多くは「パピーミル」から供給されている。パピーミルでは、子犬が虐待を受け、小さなスペースに保管されたり、適切な獣医の世話や食事が提供されなかったりしている。こうした子犬は、健康面や行動面で問題を抱えるようになり、購入者が困ることになる。

 NY州には、子犬を販売するペットショップの数が、国内で最も密集した地域のひとつがある。法案の成立には、州議会下院での承認が必要となる。


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