ガザ空爆で65人死亡

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共同通信
13日、パレスチナ自治区ガザで、空爆を受けて立ち上る煙と炎(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍は12日、パレスチナ自治区ガザへの空爆を続行、ガザ保健当局によると、10日夜の空爆開始以降の死者は65人となった。ガザを実効支配するイスラム組織ハマスはロケット弾を多数発射し応酬。対戦車ミサイルも使用し、小型四輪駆動車にいたイスラエル兵1人が死亡した。兵士の死亡は初めてで、イスラエル側の死者は計7人。

 国連安保理は12日、緊急会合を開き、フランスやノルウェーなど欧州4カ国が共同声明で「深刻な懸念」を表明したが、安保理として一致した対応には至らなかった。イスラエル擁護の立場を取る米国が「緊張緩和には寄与しない」と主張した。