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共同通信
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【パリ共同】スペイン当局は17日、モロッコから隣接する自国領セウタへ同日だけで約5千人が不法に越境したと明らかにした。うち約1500人が未成年とみられる。セウタや同じくモロッコと陸続きのスペイン領メリリャへ移民の不法越境は継続的に起きているが、1日当たりとしては記録的な人数。スペインのメディアが伝えた。
移民らは17日未明から、沿岸を泳いだり、防波堤を歩いたりして続々と国境を越えた。ゴムボートを使う者もいた。
モロッコが領有権を主張する西サハラの独立派勢力指導者が、スペインの病院に入院。それにモロッコが強く反発し、国境の警備を緩めていることが背景という。