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コロナ死者の遺体、処理を開始
冷凍トラック放置、夏までにすべて撤去へ

新型コロナウイルスで死亡した市民の遺体が冷凍トラックに保存されたままの問題を巡り、ニューヨーク市の監察医務局は、遺体の処理作業を始めた。ディナ・マニオティス執行副局長によると、調査官10人が死者の近親者に連絡。30日以内に引き取らない場合は、ハート島の共同墓地に埋葬する。近親者が見つからない場合も同様の処理を行い、夏の終りまでには全遺体を撤去したい意向だ。ウォール・ストリート・ジャーナルが13日、報じた。
市は昨年4月、ブルックリン区サンセットパークで冷凍トラックの使用を開始。コロナによる死者が急増し、市の遺体安置所に収容しきれなくなったための応急措置だった。検察医務局も、60日以内に遺体を処理するという方針を停止した。
そのため一時は、3000人分の遺体が置かれていた。現在は350人程度だとしているが、1年以上にわたって放置されている遺体もある。マニオティス氏は処理遅延の理由として「近親者が近い関係になく、埋葬に二の足を踏んでいるケースのほか、突然の死にどうしてよいかわからないケースもある」と説明している。
マニオティス氏は「調査官にとっても辛い1年だった」と述懐。「心が痛む作業だった。近親者を支援することができて幸いだ」とも話している。
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