逃げ場なし「次は自分か」

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共同通信
爆撃を受けた国連パレスチナ難民救済事業機関ガザ事務所近くの路上=12日、パレスチナ自治区ガザ(吉田美紀さん提供・共同)

 【カイロ共同】イスラエル軍の空爆が続くパレスチナ自治区ガザで、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)職員として働く吉田美紀さん(37)が18日までにオンラインで共同通信の取材に応じ「ガザに逃げ場はない。次は自分たちの建物が標的かもしれないという恐怖心を皆が常に抱えている」と話した。

 吉田さんはUNRWAのガザ事務所にいる唯一の日本人で、2016年4月からガザで勤務している。UNRWAの事務所近くも爆撃を受け、パレスチナ人同僚の家族には死者も。イスラエルは空爆を継続する構えで、切迫感が増す。

 吉田さんは緊急対応に追われ、事務所で寝泊まりを続けている。

国連パレスチナ難民救済事業機関の学校で、子どもたちと写真に納まる吉田美紀さん(奥中央右)=2019年1月、パレスチナ自治区ガザ(吉田さん提供・共同)