対中国投資協定批准を凍結

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共同通信
ブリュッセルの欧州連合(EU)本部に掲げられた旗=昨年8月(ロイター=共同)

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州議会は20日、欧州議会議員に対する中国の制裁を非難し、制裁が続く間はEUと中国の投資協定の批准に向けた審議などを停止するとの決議を賛成599、反対30、棄権58の圧倒的多数で採択した。中国の人権問題を巡る両者の対立は一層激化し、昨年末に大枠合意した投資協定の早期発効は困難な状況になった。

 決議は、欧州議会が中国の「攻撃的行為」に屈せず人権を擁護すると表明。EU欧州委員会と加盟国に対しては「新疆ウイグル自治区で起きているとされる民族大量虐殺や人道に対する罪について、国連の調査実施に向けた働き掛けを強める」よう求めた。