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ワクチン接種のペースが鈍化
市がワクチン懐疑派にあの手この手の懐柔策
ニューヨーク市内で少なくとも1回コロナワクチンの接種を受けた成人は全体の59%と、全米平均の48%を上回る。ところが最近、ワクチン接種のペースに鈍化が見られる。20日、ニューヨークタイムズが報じた。
黒人のワクチン接種率は33%、ヒスパニック系は42%と、アジア系の73%とは比べものにならない。ワクチン接種に人種間で差異が出るのは、 アクセスが困難などの他に、ワクチンに対して懐疑的であることが大きな原因だとみられている。クイーンズ区ジャマイカ在住のアンソニー・ロペスさん(41)は、「1〜2年すれば正しい判断ができるのでは」とワクチン接種を受けず様子見を決めている。
こうした中、市は先週、黒人やヒスパニック系住民の多い地区で医師や薬剤師を通じてワクチン接種を促すキャンペーンを開始した。さらに、ワクチンを奨励する地域団体に資金援助を与える方針を打ち出し、900万ドルの予算を確保。ワクチン・バスの派遣も実施している。それでもワクチン懐疑派の懐柔は容易ではない。ブロンクス区でワクチン推進活動を進める草の根運動「ブロンクス・ライジング・イニシアチブ」のトーマス・ラモスさんは最近、公共住宅ウェブスター・ハウスの全戸を訪問した。13階に住むビエンシー・ポーリノさんはかたくなにワクチンを拒否。「コロナにかかるのも、コロナで死ぬもの神様次第」と語った。
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