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共同通信
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【北京共同】中国国営の中央テレビなどによると、中国が火星に着陸させた無人探査機「天問1号」から22日、探査車「祝融」が離脱して地表を走行し、探査を開始した。火星の地表探査に成功したのは米国に次ぎ2カ国目。習指導部が目指す「宇宙強国」の確立に向けて新たな成果となった。
火星に15日に着陸していた天問1号の着陸機から、スロープ部を伝って祝融が地表に降りた。太陽光パネルを備えた「青いチョウ」のような形の探査車で、複数の観測機器を搭載しており、大気や土壌などを調べる。
火星への軟着陸に成功したのは旧ソ連と米国に続き3カ国目だが、旧ソ連は地表探査には失敗していた。