ゴッホの未発表作、発見される
NYのアートコレクター
ゴッホの未発表作品が、ニューヨーク市のアートコレクターにより発見された。1979年にアンディ・ウォーホルと共にNY芸術アカデミーを設立したアートコレクターで、科学者でもあるスチュアート・パイヴァ―氏(90)によると、「オーヴェル(Auvers)、1890」と題され、修復がまったく行われていないオリジナルの状態だという。裏には“ヴィンセント”と署名されている。ページ6が20日、報じた。
縦横36インチ(約91センチ)は、ゴッホによる絵画の中で最も大きく、正方形で制作された唯一の絵画。ゴッホは1890年7月に麦畑で自殺したが、同作品が本物だったとすると、死亡するまでの2か月の間に描かれた可能性がある。ゴッホは、パリ郊外のオーヴェルで過ごした最後の2か月間に、70点以上の作品を執拗に制作していた。
パイヴァ―氏は、作品の出所について、北米で開かれた闇オークションから購入、売り手については公表しない約束だという。アムステルダムのヴァン・ゴッホ美術館は、認証のために、作品送付を同氏に求めている。
パイヴァ―氏は、ラファエロやレンブラント、ルーベンス、ベラスケス、ゴヤ、ピカソなどの貴重絵画の熱心なコレクター。アートコンサルタントとしての顧客には、性犯罪者で富豪のジェフリー・エプスタイン被告もいた。
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