交信記録では目的地直前で転換

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共同通信

 【モスクワ、ニューヨーク共同】ベラルーシ航空当局は25日、アイルランドの旅客機が首都ミンスクの空港に緊急着陸した経緯を示す交信記録と共に、着陸は強制ではなく機長らの独自判断と主張する文書を公表した。しかし、記録によると旅客機は目的地リトアニアの首都ビリニュスに接近していたにもかかわらず、ベラルーシの管制官の爆弾情報に基づく勧告で方向転換しており、強制性をうかがわせる内容となっていた。

 ベラルーシは乗客の反政権派ジャーナリストを拘束し、欧米諸国は「国家によるハイジャック」などと非難している。

 同航空当局がネット上に公表した文書はその後、閲覧できなくなった。