NY、ギャング絡みの銃撃多発 先週末の被害者30人、流れ弾も

 

 

NY、ギャング絡みの銃撃多発

先週末の被害者30人、流れ弾も

 

写真はイメージ

 

 ニューヨーク・ポストは23日、NY市内で先週末に多発した銃撃事件の被害者が約30人に上ったと伝えた。流れ弾が当たり、居合わせた市民が巻き込まれるケースもあったという。

 NY市警(NYPD)の集計によると、21日から23日午後2時までに撃たれた人は29人。うち、1人は死亡した。23日だけでも11人が負傷した。ベテラン警察関係者は「銃撃戦を繰り広げており、無関係の市民が巻き込まれている」として、事件の多くにギャングが関係していると指摘。「銃声が聞こえても犠牲者が出なければ、神様に感謝したほうがいい」とも述べる。

 クイーンズ区ファーロッカウェーで21日に撃たれて死亡した被害者は18歳の男性。その夜には、ブルックリン区プロスペクトハイツにあるミューズレストランの外で、車を運転していたマンハッタン区のモーリー・ブレイスウエル連邦検事の左目に流れ弾の破片が直撃した。近くを歩いていた男性の足にも流れ弾が当たった。NYPDは近くの公園でギャングに所属する17歳の男が撃った弾が流れたとみて調べている。

 21日には、ブルックリン区北部で男性の刺殺事件が発生。ブロンクス区北東部でも男性が殴殺されるなど、凶悪犯罪が相次いだ。


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