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共同通信
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【カイロ共同】内戦下のシリアで26日に実施された任期満了に伴う大統領選で、シリア国営テレビは27日、現職バッシャール・アサド氏(55)が95.1%の得票率で圧勝したと伝えた。アサド氏は4期目に入る。2014年の前回大統領選を上回る得票率で、アサド氏は「民意」を得たとして政権の正統性を国際社会に訴える構えだ。
選挙は独裁的なアサド政権の支配地域で実施され、北西部イドリブ県の反体制派地域では行われなかった。アサド氏のほかは、ほぼ無名の2候補だけが出馬を認められ、米英などは「自由でも公正でもない」と批判している。